外国人と社会保険|日本で働く場合の加入義務と手続き

日本で就労する外国人は、原則として日本人と同じ条件で社会保険に加入する義務があります。
社会保険に加入することで、病気やケガの医療費補助、年金受給、失業時の保障など、
日本で安心して生活するためのセーフティネットが整います。

社会保険は大きく分けて、健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険の4種類があります。
外国人労働者でも、在留資格や雇用形態によっては加入が義務となるため、
企業・本人ともに正しい理解が必要です。

1. 外国人が加入する社会保険の種類

  • 健康保険: 病気・ケガの医療費が3割負担になる保険
  • 厚生年金保険: 老齢年金・障害年金・遺族年金の給付
  • 雇用保険: 失業時に失業給付(失業保険)を受け取れる
  • 労災保険: 業務中や通勤中のケガ・病気を補償

健康保険と厚生年金は社会保険に分類され、雇用保険と労災保険は労働保険に分類されます。
これらは、日本で働くすべての労働者を対象に原則加入義務があります。

2. 加入が必要となる外国人の条件

  • 在留資格を持ち、日本国内で適法に就労していること
  • 雇用期間が2か月以上見込まれる場合(健康保険・厚生年金)
  • 週の所定労働時間が20時間以上(雇用保険)
  • 業務中・通勤中は労災保険自動適用

留学生でも、資格外活動許可を取得してアルバイトをする場合は、条件を満たせば雇用保険や労災保険に加入します。

3. 社会保険加入手続きの流れ


📄
雇用契約の締結
在留資格と就労内容を確認

🗂
会社で手続き
健康保険・厚生年金・雇用保険の加入申請

🏢
年金事務所・ハローワークに届出

🎉
保険証・雇用保険被保険者証を受領

社会保険の手続きは原則として会社が代行します。
個人で行う必要はありませんが、加入の有無は必ず確認しましょう。

4. 外国人が社会保険に加入するメリット

  • 医療費が3割負担で受診可能、出産育児一時金や傷病手当金も対象
  • 将来年金を受給できる可能性がある(帰国後は脱退一時金の申請も可能)
  • 失業した場合に雇用保険の給付を受けられる
  • 業務中・通勤中のケガは労災保険で補償される

5. 注意点・不加入リスク

  • 社会保険に未加入だと、医療費全額負担や在留資格更新に影響の可能性
  • 企業が未加入の場合は、行政指導や過去分の保険料請求リスク
  • 将来の年金受給資格や脱退一時金に不利益が生じる可能性

社会保険は外国人にとっても重要な生活基盤です。
企業も外国人を雇用する場合は、正しく加入手続きを行うことが求められます。

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